台湾高山茶について入門してみたくなり、GWの代休を7月1-3で取得して、台湾にいってきた。
4日間の旅ではあるが、実質は中2日。
これをほぼほぼ 茶店visitに充てることに。
いくつか有名な茶店があるようだが、Priority1 Targetとしたのは奇古堂という店。
主人の沈先生は、 中華茶藝文化事業聯誼會 第三、五代総会長を歴任というだけではなく、独自の美学・哲学をお持ちの方である。
もともと漠然と「高山茶」を買おう と思ってきたわけだが、銘柄(産地)がいろいろで、自分がそういうフレームワークをもっていないことに愕然とする。
高山茶というからは、基本、高度によって、茶のキャラクターが決まってくる。
- 梨山(台湾台中和平郷、海抜2400m以上)
- 大禹嶺(台湾花蓮縣、海抜1800~2300m)
- 翠峰(台湾南投縣仁愛郷、海抜1600~2200m)
- 杉林渓(台湾南投縣竹山鎮、海抜1100~1900m)
- 阿里山(台湾嘉義縣阿里山郷、海抜1000~1500m)
- 凍頂(台湾南投縣鹿谷郷、海抜600~800m)
こうしたフレームワークを構築するプロセスは、ワインの勉強にやたら似ていて、笑っちゃうほどだ。
さらに、ワインっぽい話になるのだが、こうした葉の栽培地の特徴にくわえ、発酵の程度、焙煎の程度が要素として加わってくる。(もっと細かく言えば、一芯二葉とするか茎の部分を減らすかとか、あるようだ)
あとは、東方美人みたいになんらかの手を加えたもの(人間の手とは限らないが... これってアイスワインとかの類?)なんぞもある。
いずれにせよ、茶の世界、なかなか面白い。
そして、何よりも、ままごとみたいにちいさな茶壷(日本の急須)でお茶を淹れる時間が、贅沢で楽しいのである。