Google本のしょーもないのを2冊読んだのだが、どちらかというと「Googleサマはスゲー」というだけのノリである。(梅田さんの本もこのうちの1冊)
これからどうなるの?というアプローチが弱い。
KNNの神田 敏晶氏のweb2.0本は、リリース直後であり、内容的にはかなりup to dateされたものだと思う。
VideoやPod Castに対する考察は面白い。また、Business Opportunity(Business 2.0)に対する考え方も頷ける。反面、ビルグロスの話なんかはちょいと捉え方が間違っているように思える。別に、goto.comは死滅した訳ではない。Google=Open / 新体制=善、MS=悪の帝国 という単純な図式ではなく、奇しきも村上龍x伊藤穣一が書いているように、シリコンバレー(OpenげなIT)の会社が、大きくなると製造業になるという部分に対する突っ込みがない。
多層的な価値観が当たり前となっている現在、Googleにも破壊者としての部分と株主に対する責任という部分が当然ある。いくらすごいSerch EngineとDirectoryを持っていても、Googleが神の地位を占めようとするのであれば、Anti Googleという勢力も生まれる。
面白いのは、敵の敵は味方というやつで、MSがGoogle憎ければ、じゃぁMSげなチームと組むか ? というのが、現在のgoto.comもといovertureなのかも。
ただ、アライアンスだけではなく、新しいビジネスモデルの創造の方が手っ取り早い。Your Tubeみたいなやつね。そういう仕掛をSBという会社と一緒にやるんか。
日本のYahooのポジションはかなり特殊だし、日本のインターネット状況というのは非常に閉じちゃっているので、そのあたり、ある意味こっち側のビジネスと似たような経過をとるのかな。
歴史は繰り返すと。