もしかすると、このタイトルがふさわしい内容ではないかもしれない。
これはレストランについて。それも、どちらかというとチープというかテーマパーク的というか、そういう和食レストランについてのTopicである。
まだちゃんとまとまっていないので、思いつくままに記す。
日曜に、怖いもの見たさで、渋谷にある「京町 恋しぐれ」というチェーン店に行った。
本来なら、このネーミングだけで、絶対に入店したくない自分である。しかし、どうしても社会見学の一環として行ってほしいと言われ、しかなたくお付き合いしたのだった。
渋谷PRIMEビル(昔、ラーメン道場があったような記憶がうっすら...)の5F当たり、ワンフロアを使ったテーマパークが展開していた。キッチュてお手軽なJapan。京都の町屋をイメージしたハリボテ。
部屋は、大体個室から成る。二人用の2畳くらいの苦しそうな畳部屋なんぞ、昭和初期の「待合」ってこういう雰囲気だったのではないか と想像してしまうようなものだ。
料理は、いわゆる居酒屋メニュー、焼き鳥、蒸しものの混成。お酒はグラスで頼むと結構高めにでるような感じ。
しかし、Hot Papperやぐるなび等のクーポンを使えば、「8000円以上で2000円引き」と、ずいぶんお得な感じにはなる。(そのお得感、演出がポイントなのか)
客層は、カップル、合コン、チーム飲み、女子飲み(意外と多い)なんぞ。
こういった店をどう評価するか... というのが、今回のお題である。
一応、「和風」っぽい作りのレストラン・居酒屋を 4つのカテゴリーに分類してみることにした。1が最も高級・高価で、4が最も安い。
- 外人接待、外人メンバーを含めた会食、ジャポネスクフレーバーのインターナショナルフード
- 一応デートで使える、比較的高級な合コン、バジェットがあるときの会社飲み
- 合コン、女子飲み用の店(原則個室系)
- テーマパーク的居酒屋(原則大部屋、一部個室があるケースも)、男子(おっさん)飲みはこのカテゴリー中心?
1.の例としては、古くは「田舎家」だろうなぁ。その後、「なだ万 Zipangu」、「Ninja」、さらに「Yamamoto」、「芝・とうふ屋うかい」みたいな感じ。「米門」で高いもの頼めばこっちに入るのか? 客単価>10K(かるーく)
2.の例としては、「鯛めし 京風おでん 折々」、「米門」の安いライン、「権八」なんぞ。客単価>6K-8K
3.の例として、今回の「京町恋しぐれ」、「茶茶白雨」、「灯々」、「燈花」、その他 有象無象にある和風個室ダイニングというやつですな。客単価 < 6K
4.の例としては、「黒太鼓」、「九州だんじ」、「居酒屋アリーナ」客単価 < 4K 大箱。もつ鍋はCP高いな。
こうして並べてみると、1.と2.は高いな。
3. と 4.がかなりオーバーラップして見える。 客単価4-5千円程度(飲み方次第だろうが)あたりがかなりデッドヒートしている感じがする。ちなみに、女子飲みって、意外にケチだから、料理3K、飲み物1Kくらいが標準みたいな気がする。 3.にクーポンとか女子特典等をつけるとそうなるかも。
エンターテイメントの方向性も、店の内装とかテーマはもちろん、パフォーマンス方面に流れるような気がする。
ギャル居酒屋はすでに普通にあるし、青森にはねぶたを見せる食堂があるらしい...
最後に、本音の話を書くと、「京町恋しぐれ」、私にはアメリカの田舎にある日本料理店とオーバーラップして見えた。フロリダのらん月とか、昔SFにあったヤマトとか...